製品選びガイド · 01/04

サプリメントブランド選びで確認したいこと

サプリメント業界は、その多くが自主規制に委ねられています。そのため、責任あるメーカーと手抜きをするメーカーを見分ける負担は消費者にかかります。本当に重要なのは次の点です。

製造基準—土台となるもの

それ以外の判断材料はすべて、製品がどう作られているかという土台の上にあります。米国では、サプリメントは21 CFR Part 111で定められ、FDAが執行する現行適正製造規範(cGMP)に従って製造しなければなりません。これには、施設の衛生管理、原料が表示どおりかを確かめる同一性試験、バッチ記録、各バッチの品質を前回と一貫させるための工程管理が含まれます。EUでは、サプリメントは食品として規制されるため、メーカーはサプリメント専用のcGMPではなく、HACCPやISO 22000のような食品安全の枠組みに沿って製造し、監督は各国レベルで行われます。

ただし、注意したいのは、こうした基準が対象にしているのは製造工程であって、表示上の主張ではないことです。施設が完全に基準を満たしていても、用量が不足した製品や、根拠の弱い製品を売ることはできます。製造基準は、どのブランドにも最低限期待すべき条件であって、その製品に効果がある証拠ではありません。

ブランドを評価するときの重要な基準

  • 第三者検査NSF International、USP、Informed Sport、Consumerlabの認証。製造工程だけでなく、実際の製品そのものを独立した第三者機関が試験していることを意味します。
  • 表示の透明性成分がすべて開示されていること。合計重量だけを示して個別の用量を隠す独自ブレンドがないこと。
  • 用量と根拠成分量が臨床試験で使われた量と一致しているか。多くの製品は、研究で使われた用量のごく一部しか入っていなくても、その成分を「配合」と表示できます。
  • 吸収されやすい形態栄養素は、どの形態でも同じように吸収されるわけではありません。グリシン酸マグネシウムと酸化マグネシウムは典型例で、同じマグネシウムでも吸収性は大きく異なります。
  • 会社の運営歴その会社はどれくらい長く事業を続けているか。回収通知やFDAの警告書の履歴はあるか。

注意すべき危険信号

個別の用量が示されない独自ブレンド、規制上認められる範囲を超える主張、極端な安値設定(安価な原料を示すことが多い)、信頼性の主な根拠が有名人の推薦であること、そして研究を引用しない曖昧な「臨床レベル」といった表現です。

5分でできるブランドの確認方法

購入前にできるこれらの確認の多くは無料で、数分しかかかりません。

  • 認証機関の登録情報を確認する。 ラベルにNSF、USP、Informed Sportの認証マークがある場合は、その製品そのものが各機関の公開オンラインデータベースに載っているか確認してください。認証が現在有効でないのに、マークだけ表示されていることがあります。
  • 用量を研究と照らし合わせる。 1回分当たりの量を、研究で使われた用量と比べてください(当サイトのサプリメント成分ガイドにもその情報を載せています)。「含有」と「十分な量を含有」は同じではありません。
  • 成分表示をすべて読む。 個別量を隠す独自ブレンドは避け、栄養素は名前だけでなく具体的な形態まで確認してください。
  • 会社名に「回収」や「警告書」を付けて検索する。 FDAの警告書や回収の履歴は公開情報であり、重要な手がかりになります。

詳しい解説は準備中

これは実践向けの要点版です。現在、より詳しく、出典をそろえたガイドを準備しています。そこでは、分析証明書(COA)の読み方を手順ごとに解説し、米国とEUの枠組みが実務でどう違うか、さらに実際の製品をラベルから登録情報まで追って検証する具体例を取り上げる予定です。

それまでは、第三者検査ガイドで認証機関をより詳しく取り上げています。